よろこんで♪
お気に入りのマグカップというか、ティーカップかもしれませんが、是非、見てください。
先日、ゴールデンウイークの際、家でのんびりしていたのですが、何とも暇だなとなり、一泊二日の旅行に行きました。
以前から、高知に住む友人が「また、旅行に来なよ」と言っていたのです。実は3か月前に高知旅行に行ったのですが、まあ、暇だからいいかと思ったので遠慮なく、再び行きました。
主に目的は、いいコップとティーカップが欲しいという目的が1つ。それに加えて、鰹のタタキが食べたいという目的。
この2つ。
食欲と購買欲なので、書いてみると存外、真っ当な欲求かもしれません。
僕が住んでいるのは、愛媛県宇和島市。高知県高知市までは遠く、もう一人、友人も暇だと言うので連れていくと、彼も少し戸惑っていました。
「こんなになげぇのか」とボヤいていたので、長かったのでしょうね。
片道、約3時間の運転は僕の体には堪えました。もう、来た目的なんて忘れているように、疲れていました。
着くと、バチクソ美味いラーメンを食べて、優勝。それからはラウンドワンでボーリングやら、ゲーセンを楽しみました。
終わったら、ダイレックスにて安酒を買い、3人で、何でもありの宴会もどき。1Kの部屋で、3LDKぐらいの猥談を安酒で流し込む。若気の極みって感じです。
今、冷静になって思考してみると酒を飲むとIQが3になってしまいます。
なにも、中学生から変わっていません。
高知県というと、やはり、鰹。
そう思った僕は翌日、向かいました。それはどこか。
前、旅行に行った際、鰹のタタキを食べたのですが、今回も、その同じところで。そこは、珍しくお客さんが自分で藁の火で鰹を焼けるという、滅多な店でした。
藁と酸素で生まれた直火のパリパリの皮。中は柔らかい、柔軟な赤身。ヘモグロビンが赤黒く、こちらを誘っています。ワインレッドのドレスを身にまとっているかのよう。
最高です。
藁焼きで調理するためか、赤身魚の独特の臭みがない。
最初は塩で、それから、檸檬、次にポン酢。間に、ニンニクの匂いと茗荷のシャリッとした食感。とんでもないマリアージュ。今までのタタキは何だったのかと、コペルニクス的転回。
ご飯のお替りを貰い、食らう。
おなかがパンパンになったのに、無理やりでもと、舌の味蕾が、味わいたいと叫んでいる。
その号哭は、一切れ残った鰹を、再び塩で。
斬り伏せる。斬った後の血は、紙コップの緑茶で軽く洗い流す。
フィニッシュ。
僕はご飯にがめつくというのが、信条ですから。なんというか、単純極まりないですが、仕方ないですね。
鰹を食べ終わり、お土産を買おうとしていた際。
その高知住みの友人が「近くに窯元があるから、行ってみようよ」と言ってくれたので、行ってみたのです。
桂浜から、約20分程、車を走らせました。大通りに面して、駐車場ひとつ。決して大きいとはいえませんが、こぢんまりとした趣のある所でした。
ん~、98点♤
実に僕好み。
でも、最初に目が合ったのは、なぜか店主ではなく、店のドアから覗く、30cmほどの某有名、青狸の人形でした。
「何だこいつ!?」と敵視した僕は、塗料が剥げた彼のガンギマリの目と、僕の有るのか無いのか、わからない、この目が応対したことを、覚えています。
そこで、そんな一興を楽しんだ後、一目惚れしたのがこのカップです。
もう、恋といっていいのではないのでしょうか。
新緑の緑かの如くの緑。
極め付きは、そのソーサーとのマリアージュ。
ソーサーに載せた瞬間、茶色が水面に写した月にみえる。僕からすると、なんとも堪らない。
そして、今、その半月でコーヒーを飲みながら、サカナクションの「アイデンティティ」を聞いています。
贅沢な1日は音楽とコーヒーのマリアージュから、誕生させるのです。
ヴィーナスが泡から生まれたように。(ヴィーナスはペニスと泡のマリアージュですが)
でも、仕事のせいで、優雅な時間は泡のように弾け飛びます。
悲しきかな。
何だかんだ楽しめた。そんな、旅行でした。
ん~100点♤